【MUSON Ultra1 レビュー】アクションカム初心者におすすめ。1万2千円で買えてコスパ良し!
アクションカム、流行ってますよね。
安価ながらもあらゆるシーンで動作撮影に使えるアクションカメラを多く販売するMUSON。
以前レビューしたMAX 1の後継機となるMUSON Ultra 1をレビューします。
基本スペックや仕様、価格帯はほぼ同じですが、防水面を主に強化。
従来のアクションカメラは防水ケース入れて当たり前だったのが、本体のみでも水深10Mまで対応しています。
その他、手ブレ補正、4K/60FPS撮影、遠隔操作、様々な撮影モードなど機能面も充実していてお値段が1万2千円。
今ならさらに安くなるクーポンが使えるので1万円程度で購入可能です。
MUSONとは?
MUSONとは、2015年に中国の深圳で設立されたテクノロジーブランドです。
「のんびり旅に出かけよう」をモットーに掲げている通り、主にカメラ製品を発売しています。
なかでもアクションカムのシリーズは高い人気を誇り、日本だけでなく、米国やオーストラリア、カナダなどの英語圏の国々にも進出を果たしています。
さっそく開封
外箱はとてもシンプルな印象を受けます。
アップル製品や、カメラメーカーで言えばDJIなどをほうふつとさせますね。
何が入っているのか、どういう製品なのかがひと目で分かるのでとても好感が持てます。
また、実際に持ってみるとかなりの重量を感じました。これは多数の付属品を付けてくれている「MUSON Ultra 1」ならではです。
こちらが本体。ブラックカラーでシンプルなデザインです。
本体は、プラスティック素材ですが、まったくチープ感はありません。
ちなみに以前レビューしたことのあるMUSON MAX1の後継機となり、防水面を強化されています。
基本スペックは同じですが、外部マイク端子がなくなりました。※内蔵マイクあり、ただ風切り音低減はほぼ機能していない
ツーリング等で音声を同時録音したい方は注意です。
ボタン類は計2つあります。
・電源ボタン(上部に設置)
・録画ボタン(上部に設置)
・上下ボタン(側面に設置)
以上です。とてもシンプルですね。
また、これらのボタン類の反応に関しては全く問題ありませんでした。
しっかりとしたクリック感もあるため、誤操作をすることはないと思います。
握りやすく、持つ場所には溝加工されているので滑り落とすことはないでしょう。
液晶画面は2インチ。
タッチ操作には対応していませんが、側面の上下ボタンでも問題なく操作できます。
反対側の側面には端子類のポートがあります。
上から
・MicroUSB
・MicroHDMI
以上です。
ボタンを押しながらスライドさせる仕組みですが、硬くて開けるのに少々手こずりました。
本体のみでも水深10M防水に対応しているため、仕方ない範囲だと思います。
要望としては充電ポートがMicroUSBなのでUSB-Cなら良かったなと。
バッテリー
「MUSON Ultra 1」を購入すると、付属品として替えのバッテリーと2つ同時充電が可能な充電ドックがついてきます。
そのため追加で購入したり、バッテリーをわざわざ順番に充電する必要はありません。
とてもありがたいですし、本当に親切だと感じました。
バッテリーを入れる横にMicroSDカードスロットがあります。
ちなみにClass6だと動画撮影はできなかったので、Class10とUHS-Iに対応したMicro SDカードが良いと思います。
16GBだと500〜600円程度で購入できました。
※Class10、U3以上、32G~128GのMicro SDカードが推奨
※Micro SDカードないと録画や写真撮影はできません。
付属品がすごい
ひと目見ればわかるこの多さが魅力です。
防水ケースからバッテリー、充電ケーブルに多数のマウント。「MUSON Ultra 1」さえ買ってしまえば、アクセサリー類においてほかに買い足すものなどはほぼないと言い切ってもいいでしょう。
初心者や、あまりお金をかけたくない人におすすめのポイントです。
スペック
ここからは「MUSON Ultra 1」のスペックについて解説していきます。
動画解像度 | 4K 60fps /4K 30fps /1080p 120fps /1080p 60fps /1080p 30fps /720p 240fps |
---|---|
写真解像度 | 20MP/14MP/10MP/8MP |
防水 | 本体のみ10M、防水ケース40M |
バッテリー | 1350mAh |
画面サイズ | 2インチ |
価格 | 12,580円 |
・1200万画素の写真撮影
・6軸EIS手ブレ補正搭載
・170度広角6層レンズ
・Wi-Fi対応、リモコンによるハンズフリー撮影
・最大40M防水、水中撮影OK
この値段でこのスペックはすごいですよね。
付属のケースをつければ40mの防水にも対応できますし、手ブレ補正機能も搭載、またカメラは170°の広角となっています。
レジャーやアクティブなシーンで活躍してくれそうですね。
実際に撮ってみました
早速、外に出て撮影してきました。
初期設定のままで4K60fps撮影となりましたが、ぜひ参考にしていただければと思います。
以下の写真に関しては、iPhone 12 Proと同じ場所から撮影したものなので、こちらも参考にしてください。
左:MUSON Ultra 1
右:スマートフォン【iPhone 12 Pro】
どうでしょうか。
撮影する際に思ったのは「MUSON Ultra 1」は思っていたよりも広角だったということです。
この写真は特にわかりやすいですね。左の写真の下部に写っているタイルがやや丸みを帯びています。
実際の距離感は右の写真が正しいです。
色味に関してはやや黄色がかった感じがあります。
手前に写っているオブジェクトの映る範囲から違いますね。
こちらもやや色味が違います。
実際の空の色はiPhoneの方に近いです。
それでもなかなかきれいに撮れているなという印象を受けました。
シャッターボタンを押してから半テンポくらい間がありますが、電源起動から写真撮影までそれほど時間がかからないので、その辺りのストレスはありません。※一昔前のアクションカメラは起動に時間がかかっていた
使ってみての感想
一番感じたのは、使いやすいということです。これは、操作感やポータブル性、UIなど全てに言えます。
特に操作感は素晴らしかったです。ボタンが計4つしかないことが、かえって使いやすくしてくれる理由の一つになっています。
全くの初心者であったにもかかわらず、直感的に使うことができました。
それと同時に、とてもカジュアルなプロダクトとも感じました。
精密機器でありながらも良い意味で雑に扱えて、どんな場所へ行くにもポケットに忍ばせておきたくなるバディーのような存在になりそうです。
リモコンが思っていたよりも便利だった
今まで触れてきませんでしたが、このリモコンが外で撮影する際にとても便利でした。
・カメラシャッターボタン(上部)
・動画撮影ボタン(下部)
となっており、カメラ本体をどこかに置いて写真を撮りたいときなどにとても良い役割を果たしてくれます。
アプリを使えばより便利に
また「MUSON Ultra 1」には専用のアプリもあります。
このアプリを使えば、スマホをモニターの代わりにすることもできます。
確認だけでなく、録画開始や写真/動画の切り替えなどもできます。
MUSON Ultra 1の良かった点と気になった点
■よかった点
・使いやすく安い
・持ち運びやすい
・4K 60FPSの撮影が可能
・付属品が多い
・防水性や耐久性が高い
・手ブレ補正あり
■気になった点
・液晶タッチ操作に非対応
MUSON Ultra 1はこんなひとにおすすめ
・アクションカム初心者の方
・スポーツ、レジャー時に使うカメラが欲しい方
MUSON Ultra 1 レビュー:まとめ
1万2千円(クーポン適用でさらに安く)というお値段でこのクオリティの製品が手に入ってしまうなんて、MAX 1と同じく驚きました。
今回特に本体のみで防水対応しているところは良いですね。どうしても防水ケースをつけると大きく重たくなったので浅い場所での水中撮影が捗りそうです。
また、画質、機能、デザイン全てにおいてとても良くできており、目立った不満は見つかりませんでした。
レジャーやアクティブなことをする人には当然おすすめですが、それ以外にも、街ブラをする際の写真やVlogなんかを撮る方にもおすすめできると思います。
これがMUSONの言う「のんびり旅に出かけよう」の意味なのでしょう。
特別なことをせずただカメラを回すだけでも楽しいと思うので、迷っている方におすすめです。